野村芳太郎監督が松本清張の名作小説を映画化。
逃亡した深川質屋殺しの犯人・石井を逮捕するため、刑事・柚木と下岡は佐賀へ向かう。
石井は別れた女・さだ子に会いたがっていたという証言だけを頼りに、さだ子の住む佐賀の町で張り込みを始める。
八日目!ホシは遂に現れた!追う者、追われる者 息づまる対決の中に頭をよぎる愛の幻・・・
●野村芳太郎監督が、絶賛を博した「糞尿譚」に次いで放つ大作。
●初めて白黒のグランド・スコープが採用された作品である。
【ストーリー】
暑い夏、柚木・下岡の両刑事は佐賀へ向かった。逃亡した深川質屋殺しの二人組みの一人・石井を逮捕するためである。主犯の供述では石井が別れた女・さだ子に会いたがっていたという。わずかな可能性に賭け、さだ子の住む佐賀で両刑事は張込みを始める。九州の果てまでも凶悪犯を追って苦闘する刑事の姿をスリルとサスペンスをヒューマニズムをもって描く、野村芳太郎監督の本格的刑事ドラマ。
【スタッフ】
原作:松本清張「小説新潮」講談社刊
脚本:橋本忍
監督:野村芳太郎
音楽:黛敏郎
【キャスト】
大木実・田村高広・宮口精二・高千穂ひづる・高峰秀子・川口のぶ
藤原釜足・山本和子・多々良純・清水将夫・浦辺粂子・菅井きん
【特典】
●特報・予告篇
●シネマ紀行