松本清張 文藝春秋
昭和八年、「月辰会研究所」から出てきた女官が自殺した。特高係長は謎を追うが──。 満洲と日本を舞台に描いた未完の大作千七百枚.
昭和8年。東京近郊の梅広町にある「月辰会研究所」から出てきたところを尋問された若い女官が自殺した。特高課第一係長・吉屋謙介は、自責の念と不審から調査を開始する。同じころ、華族の次男坊・萩園泰之は女官の兄から、遺品の通行証を見せられ、月に北斗七星の紋章の謎に挑む。―昭和初期を雄渾に描く巨匠最後の小説。
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